レッスンの活動レポートを記録して生徒の満足度をあげよう

皆さんの教室やスクールでは、生徒の満足度を調査していますか?

調査というと大げさに聞こえますが、意外と習い事教室の先生の中には、通っている生徒や保護者の方の満足度を把握していない教室が多いです。

確かに直接満足度を聞くことは難しいかもしれませんね。今回は、満足度を確認する方法と満足度をあげる方法をご紹介いたします。

満足度を把握できる状態を作ろう

生徒が入会した後に、やむを得ない理由を除いて、すぐに辞めてしまったら困りますよね? 生徒が楽しく、なるべく長く通い続けてもらうためには、生徒(保護者)の満足度を高める必要があります。

どんなことで満足を感じるかは生徒(保護者)次第ではありますが、理由も聞けず、いきなり辞めてしまうことは、改善にも活かせないので防がなければいけません。

まずやることは、生徒・保護者から声を拾える状態や体制を作ることです。

入会したときの満足度が高くても、先生の見えないところで除々に満足度が低下している可能性もあります。定期的に生徒・保護者の方から意見や満足度を聞ける状況を作っておくと安心です。

 

レッスン以外での接点を意識する

では、どうやって生徒・保護者からの声を聞けばよいか、方法をご紹介します。

教室のジャンルによっても多少異なりますが、例えば


・入会者に対してアンケート調査を定期的に行う

紙でも、WEB(Googleフォームなど)でも構いません。半年に1回程度、入会者に対して「より良い教室を目指すためのアンケート」という目的で、教室に通っていて気づいた点はありませんか?言いづらい点などございませんか?など、その時々で先生が聞いてみたい項目を設定してアンケートを集めてみましょう。
内容によっては、匿名でもOKということでも良いと思います。意外と、対面では聞けない声が拾えますよ。

・イベントなどを開催し、保護者の方から気軽に意見をもらう場を作る

すでに開催している教室も多いかと思いますが、イベントなども重要な機会です。

春・夏・冬休みの短期イベント(講座)
サマーキャンプ
ハロウィン
クリスマス
発表会
試合 など

習い事によっても様々なイベントがあります。

イベントでは、生徒・保護者と普段とは違った話ができる良い機会でもあります。

そのタイミングで、アンケート用紙を渡すことも出来ますし、保護者会・説明会など面談の機会を作っても良いかもしれません。

・普段からコミュニケーションを取るためにレッスンの活動報告を行う

レッスンの活動報告とは、通常のレッスンが終わったあとに生徒ごとにレッスンの活動レポートを書いて生徒・保護者へ送る活動になります。こちらについてはこの後、詳細をご説明します。

いずれにしても、事前に危険信号をキャッチできれば改善のしようがありますね。

改善点がわかることも重要ですが、入会の決め手になった点も聞ければ、集客のときに発信する情報やキャッチコピーの見直しも出来ますよ。

みなさんの教室はどうですか?ちゃんと声を聞けていますか?

レッスンの活動レポートを活用しよう

ここでは前に段落でご紹介させて頂きました「レッスンの活動報告(レッスンの活動レポート)」についてお話します。

お客様の声を聞くために、アンケート調査やイベントは大切ですが、そんなにしょっちゅう出来る訳ではありません。

そこで、日々のレッスン内容を「活動レポート」に登録しておくことをおすすめします。

保護者はお子さんが、どんなレッスンをしているか、今日何が出来て嬉しいと感じたのか、何につまづいたのか、すべては分かりません。もちろん、送迎時に先生と話して理解する場合もあると思います。

ただ、すべての保護者が時間を取って話を聞ける訳じゃありませんし、聞きづらいと感じる保護者もいるかもしれません。

ここで要注意なので、保護者から何も聞いてこなかったから安心ということではありません。何かのきっかけで、抱いた小さい不安・不満は気がついた時には大きくなっている場合があります。

そして、退会につながってしまう。そんな事態は避けたいですよね、早めに気づいてフォローしたいところです。活動履歴管理で日々のレッスン内容を記録して、保護者へメッセージしてみましょう。


日々の活動レポートを送信

保護者は子供レッスン内容を把握(安心、教室への信頼)

子供と詳しく話ができる(共有、満足度向上)

子供も嬉しい、もっと頑張ろう!(意欲向上、退会防止)

 

良いサイクルが回ります。

活動報告を送ることで、その時に気になる点があれば意見しやすい環境も作れますね。

質問がきたら、何かを気にしているかもしれません。

また活動報告のまとめ方次第ですが、数が溜まっていくとレッスンの改善点も見つかるかもしれません。先生が何名かいる場合は、内容を共有して良いところや改善点を話し合えますね。

いかがでしょうか?

活動レポートのメリットはお分かり頂けたかと思います。デメリットがあるとすればレッスンの度にレポートを書かなければいけないので時間がかかる点ですね。

最初は、数行の簡単な形式で良いと思います。書き始めている中でだんだん定形フォーマットが決まってきます。

まずは、始めてみてください。きっと良いサイクルが回りますよ!

 

活動レポートのポイント

教室によって盛り込む内容は様々ですが、活動レポートの入力項目の例をご紹介します。

 

・受講者の名前

・開催日時

・天気(温度)

・開催場所

・担当先生の名前

・その日のレッスン内容(箇条書きでもOK)

・良かった点

・もう少し頑張りたい点

・次回までの宿題

・保護者の方へコメント

・写真(事前に許可を取っていれば)

 

スクルーが提供している、習い事教室・スクール向け生徒管理サービス「スクの助」でも、活動レポートを記録する希望があります。トライアル利用も出来るので、ぜひ利用してみてください。

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