【先生・講師向け】Zoomを使ったオンラインレッスンの始め方

オンラインレッスン(オンラインスクール)と言えば、英会話などの語学学習ではすでに広まっておりましたが、新型コロナウイルスの影響で、様々な科目の習い事教室・スクールでもオンラインレッスンに切り替えて行ったり、新たにオンラインレッスンのメニューを追加されている教室が増えてきました。

スクルーに登録されている、子どもの習い事教室でも下記のような教室・スクールが既にオンラインレッスンを実施されています。
・ダンス
・リトミック
・体操(運動)
・音楽(ピアノ、バイオリン、ボイストレーニングなど)
・習字、書道
・そろばん
・料理
・アート、絵画
・コミュニケーション、プレゼンテーション
など

オンラインレッスンは試してみたいけれど
「何から始めれば良いのかわからない」
「オンラインでレッスン・指導をしたことがないので不安」
「生徒がオンラインレッスンを受け入れてくれるか心配」
など、心配されている先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、オンラインレッスンへの始め方について、事前に準備すべきこと、またオンラインレッスンが上手くいくコツやポイントについて紹介していきたいと思います。

オンラインレッスンを始めようか迷っている方、始めてみたけどうまくいかなくて困っている方はぜひご覧いただき、参考になれば幸いです。

オンラインレッスンとは

オンラインレッスンとは、対面でのレッスンではなく、カメラやモニター、マイクを使って遠隔地の人とリモートで行う方式のレッスン(講座)です。

オンラインレッスンの実施には、ZoomをはじめとしたWEB会議ツールやビデオツールを活用して行われる事が一般的ですが、スマートフォンアプリのテレビ電話機能(LINEやFaceTimeなど)でオンラインレッスンを提供している教室もあります。

昨今は、新型コロナウイルスの影響もあり急速にオンラインレッスンの需要が高まりました。

また、今までのオンラインレッスンでは個別レッスン(マンツーマンレッスン)が主流でしたが、Zoomなどのツール活用が広がり、グループレッスンでもオンラインで開催する教室・スクールが増えてきました。

生徒へのレッスン実施、サービス提供を止めない。ということもありますが、オンラインレッスンを行う事で、教室の場所が理由でお客様になり得なかった遠方の方にもご入会いただける可能性もあります。

オンラインレッスンのメリット・デメリット

【メリット】
・コロナなどの外的な要因で対面レッスンが実施できなくても継続できる

・場所の制限がないためお客様の対象が広がる

・生徒が子どもの場合は送迎の問題がなくなるため共働きの家庭でも利用してもらいやすい

・オンラインのみで開催する場合、家賃、光熱費などの固定費を削減できる

【デメリット】
・通信環境によっては映像が粗くなったり、音が割れたりする

・タイムラグによりコミュニケーションがとりずらくなる事がある

・幼児の場合、保護者の付き添いが必要になる事もある

デメリットとなる部分を解消するためにも、生徒へオンラインレッスンを提供する前には、必要な機材の準備やテストを行うようにしましょう。

オンラインレッスンを始めるための準備

機材

①端末
パソコン、タブレット、スマートフォンなどオンラインツールが使える端末であればレッスンを行えますが、画面の大きさ、生徒の見やすさを考えるとパソコンの利用が良いと言われています。

②カメラ
カメラが内臓されている端末であればそちらを利用できます。
ただし、端末によって内臓カメラの性能は異なります。オンラインレッスンの場合、相手の画面にどのように写っているかも重要なので、専用のWEBカメラや、一眼レフカメラ、ビデオカメラをパソコンにつないで配信している教室もあるようです。

また、ダンスレッスンなど、先生の全身を映す必要があるレッスンの場合は、カメラから一定の距離をとる必要があります。その際は、広角レンズ機能があるカメラを使うと画面から離れすぎずにレッスンができるので便利なようです。

③マイク
マイクが内臓されている端末であればそちらを利用できます。
周囲のノイズをひろってしまい、相手が聞き取りづらくなってしまう場合は、ヘッドセットや指向性マイクを使うと、クリアな音質で相手に伝えることができます。

通信環境

通信速度の速さ、安定性を考えるとWi-Fi環境を用意することがおすすめです。

オンラインレッスンでは映像と音声のやり取りを行うので、通信環境が悪い(通信速度が遅い)と遅延が発生したりしてレッスンに集中できなくなってしまいます。音楽やダンス、楽器を使ったレッスンとなると音飛びがすることもあるので、事前に通信速度のチェックはおこないましょう。

レッスン使用するオンラインツールやアプリによって必要な速度は異なりますが、通信速度は速いほど良いです。

おおよそ10~15Mbpsくらいの速度が出ていれば問題ないと言われていますので、事前にチェックしておくようにしましょう。

通信速度は、時間帯や場所によっても変わる可能性があるので、レッスンを行う時間帯、場所で通信速度を確かめておくことが大切です。

以下のページにアクセスするだけで簡単に通信速度を計測することができます。

インターネット回線の速度テスト
ダウンロードスピードはどのくらいですか? FAST.comはお客様のISPスピードを数秒で測定いたします。

オンラインツール/アプリ

オンラインレッスンではZoom、Google Meet、Skype、LINEなどのツール・アプリがよく使われています。

どのサービス、アプリも無料で使い始められますが、「接続安定性の高さ」や「参加のしやすさ」といった理由からZoomを利用されている教室が多いようです、この後使い方について記載いたします。

決済方法(月謝、レッスン代の回収方法)

対面レッスンとは違い、教室に来て頂くことはできないので、これまで現金手渡し(月謝袋)でレッスン代金を回収されていた教室の場合は、手渡し以外で決済できる仕組みを準備する必要があります。

決済方法にも色々なサービスがありますが、個人の人でも簡単に定期決済の仕組みができる、PayPal(ペイパル)のビジネスアカウントが人気のようです。

月謝のような定期決済ではなく、単発のレッスンについては各種Payサービス(PayPayなど)の送金機能を使われるケースもあるようです。

Zoomの使い方

Zoomとはパソコン、タブレット、スマートフォンのどの端末でも使えて、複数人での同時参加が可能なビデオ・Web議システムです。

他のオンラインツールと比べて接続安定性が高く、主催者(教室・先生)から送られたURLをクリックするだけで、生徒がかんたんに参加できるのが特徴です。

なお、無料プランの場合でも、オンラインレッスンの実施にあたり必要な機能は一通りご利用いただけます。(※3名以上が同時参加した際の連続通話は40分まで)

Zoomを使ったオンラインレッスンは、以下4つの手順でスタートできます。

【手順】

①サインアップ(登録)

登録はこちらから

②ミーティングを作成する

③作成したミーティングの項目にある「参加用URL」をコピーして参加者へURLを送付する

④ミーティングを開始する

本番のレッスンを始める前に、一度テストでミーティングを作成し、ご協力いただける生徒や友人を相手に、テスト、リハーサルを行っておくことをお勧めいたします。

オンラインレッスンがうまくいくコツや注意点

◆オンラインレッスンの様子がわかる写真や動画を送る

まだオンラインレッスンを体験されたことが無い方も多いので、生徒が参加される前にレッスンの様子や進め方のイメージが共有できていると、スムーズにレッスンを行うことができます。

また、オンラインレッスンがよくわからない方や、種目によっては、オンラインで行われるレッスンの質に疑問、不安を抱えていらっしゃる方もおります。

そういった方の疑問、不安を取り除くことにもつながりますので、写真や動画を記録しておきましょう。

 

◆レコーディング機能を使ってレッスンの復習をする

レッスンの様子をかんたんに録画して復習動画が作成できることも、オンラインレッスンの良いところです。

生徒へ動画を送り、レッスンの復習をしてもらうことで受けている時には気づかなかったことに気づいて改善できたり、1回のレッスンの質を高めることができるようです。

 

◆オンラインレッスンならではの工夫をする

オンラインでは非言語のコミュニケーション(空気感)が伝わりずらいため、声のトーン、話すスピード、言葉の選び方、動作などには工夫が必要です。

講師自身がどのように画面に映っているのか(生徒にどのように見えているのか)を意識し、場合によっては教材や、ホワイトボードをつかって一つ一つ丁寧にわかりやすく伝えていくことが大切と言われています。

 

◆レッスン時間を調整する

対面レッスンでは60分できていたことが、オンラインでは20〜30分くらいで生徒の集中力が切れてしまうことがあるようです。

対面での環境と違うことを理解し、オンラインレッスン用に、内容を工夫していくことも大切です。

 

◆バックアッププランを用意しておく

レッスンの途中で音や、映像が途切れたり、遅延が酷くなってレッスンの実施が困難になる可能性もありますので、できる限りの準備をしておきましょう。

・開始の5分前にはログインしておく

・別のオンラインツールでも実施できるように準備をしておく

・どうしても実施できなかった場合の対応を用意しておく(振替など)

など

個人レッスンの場合

講師側で複数のカメラを用意しておくと、より伝わりやすくなるようです。

例えばピアノのレッスンであれば、パソコンでは先生を中心に全体像を映し、スマートフォンやタブレットで先生の手元や、教材を映すなど。

団体レッスン(グループレッスン)の場合

複数人の生徒が同時に参加するセミナーに近い状態になるので、先生も一人一人の生徒を細かくチェックできなくなってきます。通信環境の影響で、1人の生徒の画面が荒れることもあります。

団体レッスン(グループレッスン)の場合は、個別指導に重点を置くより、見ている生徒全員に伝わりやすい表現や指導方法を重視した方が良いようです。

オンラインレッスンの生徒募集

公式ホームページやブログ、各種SNSでは告知されるかと思います。

全国の保護者の方が子どもの習い事探しのために利用する「スクルー」では、オンラインレッスンの生徒募集も無料で行えますので、ぜひご利用ください。

【スクルーでのオンラインレッスン掲載例】

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