【スポーツ系編】子どもの習い事、人気と選び方!

「うちの子に何かスポーツを習わせたい」
「親世代と今はどう変化しているの?」
「どのスポーツ教室を体験すれば良いのだろう」

こんにちは! スクルー代表の犬塚 亮です。お子さまの習い事や週末のアクティビティ探しなどに、スクルー (https://skuroo.net/) をいつもご活用いただきありがとうございます。

さて今回は、スポーツ教室の探し方・選び方について、最新のトレンドを交えながら解説します。子どもに運動を習わせたいと思っていても、どのスポーツ教室を体験し、決め手をどこに定めれば良いのかは、なかなか難しいものですよね。

今は、私たち親世代が子どもの頃には無かった、新しい習い事や指導方法もあるんですよ! ぜひ、ご一読ください。

コーディネーション能力開発系のスポーツ教室が最新トレンド

ひとつの種目に最初から決め打ちで行く、という考え方が徐々に薄まってきました。ここ数年は「コーディネーション能力をつけましょう」というスポーツ教室の人気が高まってきています。

コーディネーション能力とは、自分の思ったとおりに身体を動かせる能力という意味。それを子どもの頃に身につけることで、将来いろいろなスポーツに使えるようになるとういうわけです。走る、飛ぶ、投げる、バランス、リズム感などのレッスンを通じて鍛えます。

わかりやすくたとえるなら、学校の体育。体育の授業がずっとサッカーなんて小学校は無いですよね。体育ではいろいろなことをやりながら身体の使い方を学んでいきます。それをもっと科学的にリッチに追求しているのがコーディネーション能力開発系のスポーツ教室です。

この考え方は、昔はほとんど無かったと思います。まだ一般的に馴染みがある言葉ではありませんが、新しく誕生したスクールだけでなく大手のスポーツ教室もコーディネーション能力の考えを取り入れ始めているので、今後ますます重要性が認識されてくるでしょう。

スポーツをしながら、英語や中国語が学べるスクールも!

また、旧来のスポーツ教室も進化しています。昔ながらの少年野球やサッカー少年団がある一方、まだ数は少ないのですが、外国語が身に付くスポーツ教室というのもあります。

たとえば、サッカーワールドカップに日本代表として出場したプロサッカー選手・川島永嗣さんがプロデュースする「グローバルアスリート英語サッカースクール」。ここでは、英語サッカーを指導しています

他にも、空手チアダンスをしながら英語を学べたり、卓球をしながら中国語を学べたりするスクールもあります

スポーツと学習を組み合わせたスクールがちらほら出てきていて、いずれも人気なのです。

これらは無理矢理こじつけた訳ではなく、ロジックに基づいていると言われています。身体を動かしているときの方が脳は活性化するとか、座学で外国語を勉強するよりもスポーツや遊びの中で自然と使うことで抵抗感を無くすとか。

頭で考えて使うというより、動きながらなので瞬発的に声を出さなければいけません。「Pass me the ball!(こっちにパス)」といった風に。反射的に外国語を使うことで、だんだん慣れて身についてくるのです。

こちらも昔は無かった新トレンド。外国語の新しい学び方ですね!

格闘技では空手が人気! テコンドーにも注目

スポーツ系では武道系の習い事も人気です。中でも空手は断トツ! スクルーのメルマガ会員さまにご協力いただきました、習い事に関する一斉調査では「習っているスポーツ系の習い事」で3位にランクインしました。

空手人気を支える背景には、道場のつくりやすさも後押ししていると思います。柔道だと床を柔らかくするなどしないといけませんし、剣道は天井高が必要ですからね。

道場のつくりやすさという意味では、テコンドーも同様です。テコンドーとは、蹴り技を主体とした武道。意外なところに教室があったりするので、ぜひスクルーのマップ検索をしてみてください。「こんなところにテコンドー教室があったんだ!」と驚かれることもあると思います。


さて話を空手に戻すと、空手は相手を打撃する極真空手と、オリンピックでも採用されている相手に攻撃を当てない伝統空手に大別できます。空手の場合は、どちらを選ぶのかは重要だと思います。

また、空手などの武道系は伝統を守るというところがあるので、昔かながらのやり方を継承しているところが多いです。教え方であったり、礼儀作法であったり、月謝の渡し方であったり。一方で、先述したコーディネーション能力開発系などのスクールは、最先端の科学を取り入れたり、Web予約などITの導入も積極的だったりします。

どちらにも良いところがあり、一口にスポーツ系といっても結構違いがあるのです。親が教室のポリシーに共感できるかどうか子どもが教室の雰囲気を理解した上で頑張れるかどうか、というのも選ぶポイントになってくるでしょう。

何を基準に選べばいいの? まずは子どもの性格をよく見よう

では、たくさんあるスポーツ教室の中から、どうやって選んでいけば良いのか?

まず、親は子どもの性格をよく見てあげると良いでしょう。

たとえば、あまり社交的では無い人見知りをしがちな子どもを、みんなが楽しくやっているダンス教室に無理に入れようとしても、本人は辛くなってしまうと思います。子どもの性格を見て、「うちの子はこっちのカテゴリーかな?」というのを、親がおおまかな方向性を示してあげましょう

子どもの性格を無視して、何でもかんでも体験してみるのではなく、まずは方向性を定めるところから始めてみてください。

次は、実際に体験をしてみます。いくつか体験していくなかで、お子さんの目がキラッと輝くタイミングがあるので、それに親が気づければ良いですね。

好きなことを伸ばす・苦手克服、どっちが大事?

お子さんの習い事を決める際、「苦手だから克服させるため」というのもあるし、「好きなことを延ばすため」という考え方もあります。どちらもありだとは思うのですが、やっぱり子どもが楽しめるかどうかが一番重要だと私は考えています

楽しい!
続けたい!
やりたい!

そう思うなかで困難が現れて、その困難を辛くても頑張って乗り越えるという経験。これは好きだという前提があるからこそ、初めて困難に立ち向かえるのだと思うのです。

好きでもないし、やりたくもないのに、無理矢理習わされて親から「◯級を取れるよう頑張りなさい」と言われても、その壁を乗り越えようというモチベーションが湧かないですよね。そうすると成功体験がなかなか積めず、失敗体験や嫌な思い出ばかりになってしまうのです。

「苦手の克服」というのは言葉としては成立するのですが、実際に苦手の克服になるかどうかは懐疑的です。良かれと思ってさせたことが、余計嫌いになったり、他の芽を伸ばすチャンスを摘み取ってしまうことになったりしかねないからです。

子どもが、子どもであれる時間は非常に限られています。

私の想いではあるのですが、その貴重な時間を好きだと思うことにのめり込める時間にしてあげることで、それが子どもにとって良い経験になるんじゃないかな、と考えています。

【お知らせ】人気ランキング公開中! 今習っている・今後習いたい習い事

スクルーのメルマガ会員さまにご協力いただきました、習い事に関する一斉調査。その集計結果が公開されました! 

「今、習っている習い事は?」
「メリット・デメリットは?」
「今後習わせたい習い事は?」
「それを習わせたい理由は?」

など、10を超える質問の数々。ご協力いただいた皆さまには心より御礼申し上げます。

それらをすべて集計し、ひとつの特集記事にまとめました。さらにスクルー代表の犬塚 亮が、スポーツ系、学習系、芸術系などジャンルごとの最新トレンドを解説

この記事をご覧いただければ、人気の習い事、親御さんの感想、そして今の習い事の傾向がわかります。きっとお子さまの習い事探しの手助けになるでしょう。ぜひ、ご覧ください!

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