「創造力を高める習い事は?」
「苦手でも続けさせるべき?」
「注目の最新トレンドを教えて!」
こんにちは! スクルー代表の犬塚 亮です。お子さまの習い事や週末のアクティビティ探しなどに、スクルー (https://skuroo.net/) をいつもご活用いただきありがとうございます。
さて今回は、芸術系の習い事の探し方・選び方について、最新のトレンドを交えながら解説します。子どものクリエイティビティを育んであげたいと思っていても、どんなジャンルを選び、教室の決め手をどこに定めれば良いのかは、なかなか難しいものですよね。
今は、私たち親世代が子どもの頃にはほぼ無かった、アナログとデジタルを組み合わせたアート教室や、チームで創作活動をするストリートダンスなどもあるんです! ぜひ、ご一読ください。
ストリートダンス・K-POPダンス教室が、最新人気トレンド!
今と昔を比較して大きな違いは、ダンススクールの流行です。踊りでもバレエは私たち親世代が子どもの頃にもありましたが、ストリートダンスはほぼ無かったと思います。とにかく今、ダンスはすごく人気で、教室もかなり多くあります。
ダンスは、一人で踊るだけでなく、チームで創作活動をする楽しさも魅力です。そうしたクリエイティブなところは芸術的で、身体を動かすというところはスポーツ的、もちろん音楽にも触れるので、ダンスには様々な要素が含まれています。また、チームで協創する中で、コミュニケーション能力や協調性も養われるというのもポイントです。
ダンス教室の選び方としては、先生のプロフィールを重視されている方が多いですね。先生は30代後半〜40代の方が多く、一線を退いて今は教える側に比重を置いている、という方がたくさんいます。キャリアを聞いてみると、すごい方が結構いますよ。有名なところで踊っていたとか、人気歌手のバックダンサーだったとか、大きなダンス大会で優勝したとか。
また、ダンス教室はヒップホップやジャズなどストリートダンスとして大別できるのですが、最近は新たなトレンドも起きています。韓国の女性アイドルグループのようなダンスを教える、K-POPダンスやアイドルダンスといった教室です。こちらも増えてきて人気がありますね。
このように人気急上昇中のダンス教室ですが、実は課題もあります。生徒の大半が女子なのです。スクルーからの体験申し込みの状況を見ていても、9割が女の子ですね。すごく良い習い事ですので、ぜひ男子にも広がって欲しいと思います!
ミュージカル教室、劇団メソッドで表現能力を身につける
トレンドとしては、演劇教室・ミュージカル教室というのも出てきました。まだ新しいジャンルで、シアターメソッドやシアターラーニングなどと呼ばれています。
子役を目指すための教室ではなく、演劇のメソッドを使って、子どものプレゼンテーション能力や表現能力などを身につけるという教室です。
ダンススクールと似たような感覚ですね。プロダンサーになるわけじゃないけど、ダンスを使って、身体を動かし、表現力を身につけたい。それと同様に、ここでは演劇をとおして自己表現やプレゼンテーションなどを学びます。
個人的には、今後人気が出てくるジャンルだと思っています!
■スクルー関連リンク
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不動の人気! ピアノ教室の意外な一面
昔から定番で、今も人気の習い事はピアノです。「2022年 子どもの習い事・学習 人気ランキングとトレンド解説」においても、今習っている芸術系の習い事ランキングでもピアノが1位でした。
ピアノは素晴らしいもので、多くのお子さんが楽しんでやっています。数十年間に渡り人気の習い事上位に位置し、ピアノの良さは皆さんもご存知かと思います。
そこで、ここでは別の一面をお伝えします。
以前、私たちは大人向けに「子どもの頃にやった習い事、その後どうなった?」といった調査を行ったことがあります。そのとき、嫌だった習い事の1位がピアノだったのです。主な理由は、「上手く弾けるようになるまでに時間が掛かるため、練習がつらかった。楽しくない時期が長く続いた」というものです。最終的に習得できればいいのですが、そこに到達できないまま続けていた方も結構いました。
ピアノはご家庭での練習が欠かせないので、ピアノを習い始めたら家にピアノを買うことになります。その時点で結構なコストがかかりますよね。さらに一年間ほど続けて、なかなか上手くならない、お子さんも嫌がる、ということになると、親は「ピアノも買ったし、一年間も通わせたのだから頑張って続けなさい。下積みが大切なんだから!」というマインドになりがちなのです。
経済用語でいうところのサンクコスト。今までに使ったお金を回収したいと思ってしまう。子どもに合わないからといって「じゃぁ、やめてもいいよ」とは気軽には言いづらいのです。それで、嫌々通い続ける事態に陥るお子さんが結構います。そういった子ども頃の思い出もあって、嫌だった習い事の一番に選ばれてしまったのでしょう。
だから、習い事にピアノを選ぶというのは、そういう一面があるというのを理解した上で検討してもらえたらと思います。
ただし、ピアノをやらない方が良いと言っているわけではありませんよ。ピアノが好きだと思えて、上達していって、音楽が好きになっていけば、みんながハッピーなので!
子どもが「ピアノ教室をやめたい」と言ったときの、2つの解決方法
ピアノを習い始めて、途中で嫌になった場合、無理矢理続けさせると本当に嫌いになってしまいかねません。そこで、その場合の解決法を2つご提案します。
ひとつは、一度辞める。一時期でもピアノに触れたことで、もしかしたら数年後に「ピアノが弾けるようになりたいな」と思うかもしれません。そういう気持ちを尊重してあげると良いでしょう。
もうひとつは、ピアノ教室を変える。ピアノ教室は、昔ながらの師弟関係のような考えでやっているところもあれば、「まずは楽しくやって、音楽を好きになろう」という考えでやっているところもあります。両者のレッスン内容は大きく違っていると思います。
お子さん自身が技術を磨きたいと望んでいるのなら厳しく指導される方が身につくかもしれません。でも、「音楽を楽しみたい」「音楽を好きにさせたい」という気持ちであれば、師弟関係のような指導は合わないかもしれないのです。
ピアノ教室はたくさんありますので、どういったポリシーで運営しているのかを確認し、お子さんに合った教室に変えてみるというのも手です。
絵画教室が進化! アナログとデジタルとミックスしたアート教室も登場
芸術系といえば絵画教室を思い浮かべる方は多いと思います。昔からある習い事ですが、最近は絵画教室とはあまり呼ばずに、アート教室や造形教室と呼ぶようになってきています。つまり、絵を描くだけではないとろこが増えきているのです。
たとえば、段ボールやペットボトルなどいろいろなものを使って、それらに色を塗って組み合わせて何か造形物を作っていくとか。昔のイメージでは、座って油絵を描いている姿が思い浮びますが、今は変わってきていますね。画用紙に何か描くとしても、筆だけじゃなくて、砂をかけてみたり、拾ってきた貝殻を貼ってみたり。
絵のテクニックを学ぶという目的ではなく、創造性を養うところに重点が置かれているのが特徴です。
また、アナログとデジタルを組み合わせたアート教室もできてきています。たとえば、モーターとLEDを組み合わせてロボットをつくったり、さらにそこにプログラミングの要素も加えたり。他にも、デザイン自体をパソコン上で画像編集ソフトAdobe Photoshopなどのソフトウェアを使って取り組んだりもしています。
今、大人の社会でのデザインは、ほぼデジタル上で行われていますよね。子ども達の習い事においても、そうしたツールが取り入れられているのです。今後、デジタルをつかった創造は外せない要素ので、「デジタルか? アナログか?」と分けるのではなく、それらをミックスさせたアート教室もでてきました。
アートは今、いろいろな広がりを見せていますね!
■スクルー参考リンク
EYS-Kids Art&Designアカデミー
アナログ&デジタルをミックスしたアートスクール。まだできたばかりで教室数は少ないのですが、スクルーからの「体験レッスン」の申し込みは多く、注目されているのを感じます。
スクルーを活用して、近くの教室を発見しよう!
習い事を選ぶコツについて。
親の経験上だけで決めていくと、自分自身が昔やっていたことだったり、逆にやりたかったことだったりの範囲で選び始めると思います。そうすると、近年でてきた新しい習い事は選択肢から外れてしまいます。今の時代を踏まえて、フラットな気持ちで選んで欲しいですね。
スクルーの地図を開くと、あなたの近くの教室がザッと表示されるので、「こんな新しい習い事もあるんだ」と気づけると思います。その上で「じゃぁ、どれにしようかな?」と検討してもらえたら嬉しいです。今、習い事の選択肢は本当に多いので。
ぜひ、いろいろと体験してみて、お子さんの目がキラッと光る瞬間を見つけてあげてくださいね。
【お知らせ】人気ランキング公開中! 今習っている・今後習いたい習い事
スクルーのメルマガ会員さまにご協力いただきました、習い事に関する一斉調査。その集計結果が公開されました!
「今、習っている習い事は?」
「メリット・デメリットは?」
「今後習わせたい習い事は?」
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など、10を超える質問の数々。ご協力いただいた皆さまには心より御礼申し上げます。
それらをすべて集計し、ひとつの特集記事にまとめました。さらにスクルー代表の犬塚 亮が、スポーツ系、学習系、芸術系などジャンルごとの最新トレンドを解説。
この記事をご覧いただければ、人気の習い事、親御さんの感想、そして今の習い事の傾向がわかります。きっとお子さまの習い事探しの手助けになるでしょう。ぜひ、ご覧ください!