体験談からわかるサッカーを習い事に選ぶメリット・デメリット

子供の習い事の選び方は「親が子供にさせたかった」「子供がやりたいと言いだした」いくつかあると思いますが、どちらにしろ気になるのは「この習い事をすると子供にはどんな影響(良いこと・悪いこと)があるのだろう?」ではないでしょうか。

今回はスクルーがサッカーを習っていた方に聞いた体験談から、こんな良いことがあった、ここは微妙だったというメリット・デメリットを紹介します。習い事選びをされているお父さんお母さんの参考になれば!ちなみに書いている私も小中9年間のサッカー経験者です。

 

まず、サッカーの習い事には運営母体の種類として大きく「スポーツ少年団」と「クラブチーム」の2種類があります。

スポーツ少年団は、小学校単位で構成されていることが多く、指導者は参加しているお子さんのお父さんや地域のサッカー経験者がボランティアでやっていることがほとんどです。○○(学校名)スポーツ少年団と分かりやすい名前が付いていることもありますが、チーム名にこだわるところは○○FC(フットボールクラブの略)というように変えていることもあります。グラウンドは学校の校庭、保護者の方に順でお手伝い番が回ってくる、月謝が比較的安い。といった特徴(※)があります。

クラブチームは、運営母体が営利目的として通常プロのコーチを指導者としています。レベルの高いクラブには、Jリーグのジュニアユースなど入団・継続にテストがあるプロチームの下部組織もあります。グラウンドが整備されている専用コート、保護者のお手伝いが必須ではない場合が多い、スポーツ少年団と比べて月謝が高い。といった特徴(※)があります。

※必ずそうだというわけではありませんので、各チームでご確認ください

選び方のポイントとしては、スポーツ少年団は各チームによって指導者のレベルの差が大きいので(サッカー未経験者が指導しているところもあります)、将来的な実力をわけるポイントは、チーム練習日以外に親がサッカー経験者であり一緒に遊べるか、学校や身の回りで日常的にサッカーをできる環境があるかが大きいです。勝ち負けよりも楽しめるかを重視する人向けと言えるかもしれません。クラブチームはしっかりとした技術を身につけさせてあげたい、将来的にプロを目指せる可能性を広げてあげたい人向けと言えます。ただし、スポーツ少年団、クラブどちらを選んでもプロになれる・なれないの可能性が100や0になることはなく、子供の好き嫌い、どれくらい日常的にボールに触れる環境で育つかが重要だと思います。ちなみに、日本代表でも活躍している宇佐美選手は生まれて8ヶ月でボールを蹴り始め、2歳のころには家の近くの公園で一人で何時間もボールを蹴っていたという話は有名です。

 

ここからは体験談になります。Jリーガーに聞いた少年時代、というものではありませんので広く一般の方の参考になるかと思います。

体が丈夫ではなかった。気持ちを鍛えたい

・スポーツ少年団/東京都/月5000円/10歳~12歳/男
・メリット:持久力がついた
・デメリット:チーム次第でサッカーの技術はあまり向上しない

体があまり丈夫ではなかったのと、気持ちが弱かったのでそれらを鍛えて改善することを目的でスポーツを習おうと思いました。野球と迷いましたがサッカーの方が体力がつくと考え決めました。サッカーを始めたことで一番身についたのは持久力です。体育の持久走は大の苦手でしたが、習い始めて半年後にはクラスでも上位の持久力になっていました。そして私は一人っ子だったので、競争相手がいなかったのですが、習っている仲間たちと良い争いができたと思っています。この競争意識は社会に出ても活かされました。イマイチだったのはサッカーの技術はあまり向上しないことです。私もそうですがチームメイトで中学や高校で全国大会などに出場した人は誰もしません。プロ選手を目指すなど本格的にやりたいのであれば、それなりのチームで習わないといけないと感じました。

友達がやってて自分も上手になりたいと思った

・スポーツ少年団/兵庫県/月4000円/8歳~12歳/男
・メリット:体力がついた、友達ができた
・デメリット:平日学校後の練習で帰りが遅くなった

きっかけは、友達がやってて羨ましくなり自分も上手になりたいと思って習い始めました。やってて良かった点は、体力が付きました。それから運動神経も養われ授業の体育の時間とか好きでした。他にもパスがよくもらえたりして、サッカーだけではなく周りの信頼が築けました。お蔭で友達はできて小学校生活は満喫しました。イマイチだった点としては、これといって無いですが、しいて言えば帰りが遅くなることです。学校が終わってからなので夕方から20時ぐらいまででした。

プロを意識しクラブチームに変更

・スポーツ少年団→クラブチーム/兵庫県/月6000円/6歳~12歳/男
・メリット:プロを目指している
・デメリット:-

私は3歳の頃からスポーツ少年団に入っていました。しかし、その少年団の活動は土日の週2回だけで、6歳の頃くらいからプロを志し始めた自分は平日に地元のスポーツクラブのスクールに通い始めました。実際、週2回しか練習していないスポーツ少年団の他の子たちよりも僕は技術も含め成長し、選抜にも何度も選ばれて中学、高校とサッカーの強豪クラブに入り、今もプロを目指し、頑張っています。小さい頃にスクールに通いみんなより多くボールと触れ合うことにより子供の頃にしか身に付けることが出来ない技術が今も生きていると日々感じています。なので本当に貴重な経験だったと思っています。

サッカー好きな父親から誘われた

・スポーツ少年団/埼玉県/月4000円/9歳~12歳/男
・メリット:社会人になってもフットサルをやる友人ができた
・デメリット:-

サッカーに関しては父親が好きということで、近所の少年サッカーに入ってみてはどうかと誘われました。サッカーも自分では好きでしたがあまり上手ではなかったので、それで三年間続けてみたものの多少は上達をしましたが、あくまで楽しめるサッカーというレベルではありました。もっと上手になりたいとまではいきませんでしたが、今でも社会人になった休日でもフットサルをやりにいく友人たちができましたので、これはいい経験だったと今では思っています。

周りの友達がやっているのをみてやりたくなった

・スポーツ少年団/東京都/月2000円+遠征費/5歳~12歳/男
・メリット:運動する習慣がついた、学年を超えた団体行動を学べた
・デメリット:中学の部活が暗黙の了解で決まりがち

私は地域の少年サッカーチームに所属をしていました。小学校に入学し、周りの友達がサッカーや野球チームに所属して週末にやっているのをみて「僕もやりたい!」と仲間に入る感覚で始めました。クラブチームのように「○○優勝!」のような目標を立てるわけでもなく、楽しくやっていました。やってよかった点はまず1つが運動する習慣がついたことです。運動神経が良いほうではないですが、小学校低学年など幼い段階で運動が習慣化したので運動に抵抗がなくなり、その後も趣味程度で体を動かすのが好きになっています。もう1点良かった点は、学年を超えた団体行動を学べたことです。サッカーチームの区分は低・中・高学年の3つなので必然的に上下の学年の子たちとプレイをするようになります。学年の違う子たちと団体行動をすると大抵ケンカやら仲違いやらがおきます。それらはコーチがいるとはいえ、チームメイトとして自分たちで解決しなければなりません。いつも同じ学年でまとまっている小学校とは違って、年齢を意識し、先輩ぶってみたり、後輩として意見をぶつけてみたり、そういった体験が中学入学前にできたのは良い経験だったなと思います。
逆にイマイチだった点は、中学の部活が暗黙の了解で決まってしまいがちなことです。サッカーをやっている子はサッカー、野球をやっている子は野球と部活が固定されがちです。何か別のに入るとなんとなく反感をかい、はぶかれたり、などがありました。やらないならいいのですが、サッカーをやっていた子が野球部に入ろうとするとそれはかなり難しくなりますし、下手すると裏切りのようにとられることすらあります。本来気にするべきものではないのですがそういった中学生特有の雰囲気は運動クラブをやっているからこそかな、と思います。

親が何かスポーツをやらせて体を鍛えさせたい

・スポーツ少年団/愛知県/月5000円/6歳~7歳/男
・メリット:みんなでサッカーをする楽しさを学んだ
・デメリット:-

私は体があまり丈夫ではなかったため、親が何かスポーツをやらせて体を鍛えたいという思いから始めました。私と同じ年代の子がたくさんいて、とても楽しかったです。通ったおかげで、体も少しは強くなり、体力もずいぶんつきました。サッカーの技術というよりも、みんなでサッカーをする楽しさや喜びを学ぶことができました。1年で辞めてしまうことになりましたが、大人になった今でもサッカー教室で学んだことは忘れられません。

「キャプテン翼」をみて

・スポーツ少年団/東京都/月5000円/9歳~12歳/男
・メリット:昼休みに校庭で遊ぶサッカーではヒーローに
・デメリット:-

「サッカーを習いたい」と思うようになったきっかけは「キャプテン翼」でした。そんなことを漠然と考えていた頃、地域で「サッカーチームを新設するのでメンバー募集」という広告が入ってきたので、即座に応募しました。しかし、当時は新設チームの為か今と違い戦術もなければ守備位置も曖昧。ボールが集まる所に人が集まる。そんなサッカーでした。それでも毎週土曜、基礎からみっちり教えてもらったおかげで、小学校の昼休みに校庭で遊ぶサッカーではヒーローでした!受験を機にやめてしまいましたが人生で初めて「チームプレイ」を学んだ場所だったと思っています。

少年サッカーチームに入ってもっと運動をしたい

・スポーツ少年団/兵庫県/月5000円/8歳~9歳/男
・メリット:-
・デメリット:怪我(右半月板を損傷)

学校のクラブ活動以外で、地域の少年サッカーがあったので少年サッカーチームに入ってもっと運動をしたいと思い入ったのですが、元々身体が悪く入って半年ほどした頃に右半月板を損傷してしまいました。その後リハビリ等で復帰したのですが、思う様に足が動かず、無理をすると半月板が痛く、歩いて帰る事が出来ない事もあったのでやめることになりました。その後、無理さえしなければ傷みも無いほどまで、回復し今では普通に運動も出来る様になっています。

女子チームができてコーチに教えてもらえた

・スポーツ少年団/愛知県/月3000円/10歳~12歳/女
・メリット:体が鍛えられた
・デメリット:田舎だったため他校との試合が少なかった

当時小学生でしたが、ちょうどJリーグの大ブームでした。地元のスポーツ少年団に女子サッカーが初めてできたので、友達と一緒に参加しました。よかった点は、それまで小学校の体育の授業でしかしたことがなかったサッカーを、コーチについて習えたことです。また、走ってばっかりだったため、体もそれなりに鍛えられました。いまいちだった点は、他校との試合がほとんどなかったことです。田舎なので仕方がないのですが、遠征や合宿などもしてみたかったです。

親の勧めでサッカーを始めた

・スポーツ少年団/福岡県/月3000円/6歳~12歳/男
・メリット:人前でも大きな声を出せるように、体力がついた、友達が増えた
・デメリット:指導者がサッカー経験者ではなく上手くならなかった

小学校1年生の時に親の勧めでサッカーを始めました。私は大人しい子だったので、サッカーを始めたことにより人前でも大きな声を出すこと出来るようなりましたし、体力も付けることが出来ました。しかし、イマイチな点としては指導者がサッカー経験者ではなかったので、サッカーの技術としてはそんなに上達することはなくて、試合に負けることは多かったです。私は6年間サッカーを続けていましたが、結果的には友達が増えたりしたので、やってよかったなと思っています。

 

どの体験からも、体力がついた、友達ができた(チームプレイや団体行動)というのがメリットとして多いようです。技術的にうまくなりたい・試合で勝ちたいとなると指導者がポイントとなりそうです。デメリットに怪我がでてきていますが、これはどのスポーツでもあり得るので体を動かす何かを習わせたいと思ったらある程度容認したいですね。子供は転びながら体の動かし方を学んでいきます。子供から見るとデメリットが少ないスポーツに見えるサッカーですが、親の立場では地域のスポーツ少年団はお手伝い参加が必要だったり、泥だらけになったユニフォームを洗う手間がかかるという側面があります。

日本から海外のビッグクラブに進出するプロ選手も出てきたり、なでしこジャパンの活躍もあり女子にも人気が出つつあるサッカーですが、なんといっても広場とボールさえあれば親子で気軽に楽しめるのがサッカーの良いところ。大人になってもずっと楽しめるスポーツですので、子供には「今日も楽しかった!」と言ってもらえるようなチームを見つけてあげたいですね。

 

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